システムエンジニアの働き方
システムエンジニアはきつい、就くのは辞めておけ等、ネガティブなイメージがあると思います。
ネガティブなイメージになる理由はいくつかあると思うのですが、納期がきつい・労働時間が長い・休日出勤がある等が挙げられると思います。
私はIT業界に15年ほどいますので、その実態を綴りたいと思います。
あくまで私の経験に基づく主観的な記事になっています。
担当する案件、勤める会社、上司・先輩などの人間関係、様々な要因で働き方は大きく変化しますので、参考程度にご覧ください。
経歴
前提となる私の経歴を記載します。
- 2010年から社会人になる。(学生時代は文系専攻)
- 独立系SIerのシステムエンジニアとして6年半ほど務める。チームリーダーレベルで、要件定義、製造・テストをこなす傍らで後輩や委託先の進捗管理も行う。クレジットとは関係のない社内向けシステムで、営業時間中に稼働するようなシステムでした。
- クレジットカード会社の社内SEとして2年ほど務める。製造やテストなどは委託先が行なっていたため、委託先の進捗管理や営業・業務部門など社内の部署とのシステム要件調整や、成果物の受入、障害時のコール対応、日常の保守業務を担っていました。
- キャッシュレス関連会社の社内SEとして4年半ほど務める。開発そのものを委託先に一括委託していたので、委託先との契約締結・支払いや予算管理、社内の営業・業務部門などと要件調整・運用整理、障害時のコール対応などの業務を担っていました。
- 現在はメガバン系列のSIerでPMをやっています。グループ内のクレジットカード会社を相手に、システム要件の調整、委託先の成果物の受入、プロジェクトの進行管理、障害時のコール対応などの業務を担っています。
SIerでの働き方と社内SEとしての働き方は異なる点が多いので、分けて記載したいと思います。
SIerでのシステムエンジニアとしての働き方
SIerでのシステムエンジニアは、システムの安定稼働や担当する開発プロジェクトの健全な運営が求められます。
働き方の主眼がシステムに置かれます。
<労働時間>
幸い私が担当してきたプロジェクトはデスマーチのようなものはなく、比較的落ち着いて働ける環境でした。
毎月の残業時間も多くても30時間くらいには収まっていると思います。
ただし、システムの安定稼働が求められるだけあって、障害発生時には夜間休日問わずに携帯電話に連絡がきます。
また、障害対応でその日は帰れなくなってしまい、24時間以上勤務したときもありました。
<休日出勤>
比較的計画的に働けているため、休日出勤はほとんどしたことがありません。
ただ、システムのリリースなどは休日夜間に行われる場合もあるため、その場合は出勤していますが代休は取れます。
<人間関係>
幸い周りの人間が良い人だったので、パワハラとは無縁でした。
エンジニアだけあってロジカルな人が周りに多いので、対応がドライな方もいますが、いろんな人がいますので、私は割り切っていますが、人によってはドライな対応を寂しく思うかたもいるかもしれません。
社内SEとしての働き方
社内SEはその会社の事業が安定して運営されるよう、事業をITの面でサポートされることが求められます。
働き方の主眼が事業運営に置かれます。
<労働時間>
社内SEだから残業がないかというとそんなことはありませんでした。
一般的に社内向けのシステムは納期がゆるいからのんびり働けるなんて言われることもありますが、そんなことはありません。
昨今の事業はシステム化が前提となっていますので、システムのローンチが遅れることは事業開始の遅延を意味します。
事業の開始遅延はその分収益を得る機会を失うわけなので、早急なローンチが求められます。
それに比例して業務量も多くなりますので、残業しないとこなせない場合も多々あります。
とはいえ、そこまでひどい状況になったことはなく、社内SE時代の残業時間も30時間くらいだと思います。
<休日出勤>
休日出勤はほとんどしたことがありませんでした。
SIer時代同様、システムのリリース等があれば休日でも出勤してました。
また、障害が起これば夜間休日でも対応してました。
SIer時代と違ってプログラム修正等は行わないのですが、社内の関連部署・経営層への報告等の対応に追われていました。
<人間間系>
社内の様々な部署の人と関わる必要があるので、SIer時代よりも人と接する機会が多かったです。
営業や業務部門と話すことになりますので、ITに疎い人もたくさんいます。
そういった人には1から丁寧に説明する必要があるので、そういったことが苦手な方は苦に感じるかもしれません。
<お給料>
SIer時代と比べて、お給料は低かったです。
システムエンジニアのほうがより専門性が求められますので、その分お給料が高い印象です。
まとめ
・一般的にネガティブなイメージのシステムエンジニアですが、実はそこまで過酷な労働環境でないケースもあります。
・昨今はIT人材も不足していることもあり、システムエンジニアは報酬が比較的高い印象です。また、転職もしやすい職だと思うので、個人的にはおすすめの職です。
・ただ、着任するプロジェクトの中には過酷な労働を求められるものがあるのも事実です。追い詰められて倒れて入院する方、精神的に病んでしまう方も多く見かけてきました。
・その場合は、一刻も早く環境を変えることをおすすめします。一度メンタルを病んでしまうと元に戻すのは大変です。あなたの健康を害してまで働く価値のある仕事はこの世に1つもないです。一刻も早く逃げ出してください。